昔からこのタイトルだけは知っていた勝新太郎の悪名

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名前だけは知っていましたが一体どんな映画なのだろうとあらすじを読むと、勝新太郎と田宮二郎が売春島から遊女を足抜きさせる〜というストーリーに興味津々となって見はじめました。

軍鶏の闘鶏から始まり、近所の盆踊りで年増の女に誘惑されて主人公の朝吉は有馬温泉へ彼女と駆け落ちして行きます。彼女は身ごもったと言っていたものの、毎日毎日旅館の女中、と言っても今で言ったらコンパニオンのような仕事、宿泊客のおじさんたちに口説かれながらお小遣いをもうような生活で、朝吉はヒモのようにそんな彼女の帰りをタバコをふかしながら待っています。

それを見かねたお土産屋?のような店の主人から、あんた若えのにこんなところいたら何にもならねえよ。あんたの女、お前さんの子供を身ごもったって言ってたけどありゃはじめっから腹に子供なんかいやしなかったんじゃないか?と諭され、彼女と縁を切ることに。

八尾へ帰る道すがら、伊勢参りの帰りだと大騒ぎする地元の仲間たちと偶然遭遇し、そのままナントカ島へ。ようはそこが売春島のようなところで、朝吉が一緒に行ってくれるとなると仲間たちは大喜びになり、遊郭についてもその馬鹿騒ぎは収まることがありません。

宿泊所で女中たちを侍ら課せて遊んでいると、そのうちに一人のヤクザと仲間の一人とその女が喧嘩に。朝吉が出て行こうとすると彼と一緒にいた女に制されて、その場は鎮まるのを待って彼らは一晩を過ごします。

彼女はもともと芸妓さんだったのですが今ではこの仕事に身を落としてしまったことにひどく絶望していました。そんな彼女を知った朝吉は彼女を足抜きさせることを約束するのですが、宿を出ようとするとそこには昨日揉めたヤクザ(田宮二郎)が待ち構えていて、、、。

1961年に公開された、昭和初期の大阪を舞台に書かれたこの小説。朝吉のアウトローながらも一本筋の通った生き様は今のこの世界においても心を揺さぶる何かを持っていると私は思います。

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