犯罪映画の金字塔グッドフェローズ

投稿者:

これぞマーティン・スコセッシと言いたくなるような犯罪映画です。
とはいえ彼の映画はアフターアワーズや救命士、最近では沈黙、古くはキリスト最後の七日間など宗教的なものからミステリアスなものやシュールなコメディータッチな作品まで幅の広い監督さんです。

ですがやはり彼といえばこうした犯罪映画、グッドフェローズ、カジノにそしてオスカーで監督賞と作品賞をとったディパーテッドあたりがやはり有名です。その中でもこの映画はそうした映画の第1作目と言ってもいいのかもしれない作品です。

舞台は1950年代のニューヨークから始まります。一人のアイルランド系の父とシチリア系の母を持った男の子は近所にいるマフィア、ポニーに憧れいつしか彼らの使いっ走りの仕事をするようになります。

本物のマフィアはピザ屋のポニーだけで、その周囲にいるのはギャングというかまあ強盗をしたり賭け事をやったりする日本で言ったらヤクザのチンピラみたいな感じなのですが、主人公のヘンリーは小さい頃からその中で可愛がられ徐々にそうした世界へと足を踏み入れていきます。

この映画の面白いところはただのギャング映画ではなく、どこか実録犯罪映画的な作りになっているところなのではと私は思います。日本でも仁義なき戦いがまさにそうした実録的な作りになっていますが、どうやらこの映画に出て来る登場人物たちも実在した犯罪者や事件がベースになっていて、それをデニーロやジョーペシと言った癖のある俳優たちが演じているから面白いのかもしれません。

初めは大勢いた仲間たちも、大きな強盗をしたことにより、お互いに猜疑心を抱くようになり、仲間内で排除する動きが始まり、また暴力行為が暴走して自己破滅して行く仲間など正直見ていて胸糞悪くなったり、かなり痛い映画であることには違いないのですが、それでも惹きつけれられてしまうのはやはりこの映画にリアリティーがあるからなのかもしれません。