映画「曇天に笑う」

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映画「曇天に笑う」は、大人気漫画である「曇天に笑う」が原作である映画です。

福士蒼汰さんが主演として、強く優しくお調子者である曇天三兄弟の長男・曇天火を演じています。

この映画は、どんなストーリーかと言いますと・・・

曇天火は、弟思いで、町の人々からも慕われていました。悪党が出る度にその強さで必ず町を守る最強の男でした。

一方で、彼らの暮らす土地では、三百年に一度、曇り空が続く時、世界を滅ぼす破壊の神・大蛇(オロチ)が復活し、人々に災いをもたらすという伝説がありました。

天火は、弟達には笑っていてほしかったため、大蛇のことは黙っていたのですが、町では曇り空が続き、大蛇の復活が囁かれていたのです。

そして遂に、曇家の次男・空丸が、大蛇の力を利用して政府転覆を目論む忍者集団・風魔一族に命を狙われ、囚われの身となってしまいます。

風魔一族によって怪我を負わされた天火は、それでも弟を助けるために、たった一人で膨大な敵に立ち向かうのですが・・・

というストーリーです。

この映画、まず、始まり方が面白いです。

町の盛大なお祭りのなか、逃げ回る悪党対、それを追いかけ回す空丸と三男の宙太郎との追いかけっこから始まります。

懸命な追跡にも関わらず、結局は長男の天火が難なく捕えてしまうのですが、それに対して次男の空丸は、「俺達だけでも捕まえられたのに!」とぼやき、三男の宙太郎は、「さっすが天兄!」と尊敬の眼差しを向けます。

三兄弟には、無敵の長男に対して、どこか置いていかれそうな、自分だって力になりたいのになれないというもどかしさを抱えている次男と、純粋に尊敬して慕っている三男という関係性があります。

この冒頭のシーンに、三兄弟の関係性がよく現れている所が面白いですね。

また、大蛇には、それが復活するために器が必要なのですが、この器が、漫画では天火だと思われたのに対し、映画ではまた違った演出がなされています。

原作とは違ったスリルを味わえるのも、面白い所ですね。

そして、クライマックスの、天火が空丸を助けにたった一人で膨大な敵に立ち向かうシーン。

福士蒼汰さんが渾身のアクションを見せています。

弟のために、たった一人で、ぼろぼろになりながらも懸命に敵と戦うシーンと、その切なさを引き立てるような音楽は、観る人の涙を誘います。

映画「曇天に笑う」、中々に素晴らしい映画です。